これは高齢化社会と切って切り離せないもんだいなぁとおもいました。
5代目組長は80を越えて、体や素早い判断の自由が利かなくなっているのでしょう。そこを付け込まれたと言う感じですね。看板を譲ってくれたら、不安なこれからの生活を保障してやるぞ、と。
お年寄りを狙った詐欺が最近増えていますが、このニュースの大本も似た事情が隠れてますね。他に頼れる所がなかったのでしょう…。
(毎日新聞:<次郎長>山口組系が「清水一家」継承 地元関連グッズ撤去)
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仁義に厚い。庶民に慕われた。そんな清水(静岡市清水区)の次郎長にあやかり、地元の土産店などには関連グッズがあふれていた。ところが、地元の山口組系暴力団が2月28日、次郎長の系譜を継ぐとされる「清水一家」の名前を継承した。次郎長の生家などを管理する観光協会は一家の名がつく商品を引き揚げ、親分のおひざ元で波紋が広がっている。【稲生陽、田口雅士】
次郎長(1820〜1893年)の本名は山本長五郎で、養子入りした父親・次郎八の名から「次郎八の所の長五郎」として名がついたという。一家28人衆には静岡県森町に縁の深い「森の石松」らがいる。博打(ばくち)や抗争も多かったが、晩年は港湾整備に尽力した。また、食べるのに事欠いた人たちへの炊き出しや、駿河湾上の旧幕府軍船員の遺体を官軍を恐れずに回収、埋葬して評判も高まった。若者を集めて英語塾を開き教育にも熱心だった。
人気は今も変わらない。昨年放送された次郎長が主役のNHKドラマは最高12.3%(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)の高視聴率を記録した。次郎長にまつわる話も多く、東名高速清水インターチェンジ近くの水道タンクに巨大な次郎長の絵が描かれた時は、地元出身でない警察署長から再考を促されたが、次郎長を慕う地元の声が勝ったという。
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暴力団による「清水一家」の継承に、地元業者から悲鳴が上がった。市観光協会は、継承日に一家の名が入ったのれんやちょうちん、まんじゅうなどをすべて自主撤去した。「売れ筋だったので痛いが、暴力団と関係があると誤解を招きかねない」というのが理由だ。地元の卸売業者も「継承は死活問題。一家という文字を外したら売れないだろうし」と戸惑う。
清水育ちで「次郎長翁を知る会」代表の経済評論家、竹内宏さん(76)は嘆く。「次郎長の功績で尊敬されるのは後半生。今回の騒ぎで、世間は前半生のことばかり取り上げ、またやくざイメージに戻ってしまった」
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静岡県警などによると、清水一家は5代目まで続き、1966年に解散した。博打のみを収入とする組織だったが、取り締まりに耐え切れなくなった。5代目次郎長(81)=同区在住=は、92年刊行の著書で「カタギに迷惑をかける暴力団に代紋は譲れない」と断言した。約10年前には東京・銀座で飲食店を営む清水出身の女性が、アジア進出のために代紋を譲ってほしいと打診したが断られたという。
5代目の知人は言う。
「今でいう暴力団というより親分という感じ。以前は約20人の若い衆が出入りしていた。近所にも慕われていた」
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「清水一家」を継承したのは暴力団「ニ代目美尾組」(高木康男組長)だ。その前身は五菱会で、03年にヤミ金融事件で当時会長だった高木組長が組織犯罪処罰法違反容疑で逮捕され、実刑判決を受けた。体が弱り自宅療養中の5代目は、名前を譲った理由をコメントしない。
2月に面会した関係者によると、5代目の自宅には高木組長が誕生日祝いに贈った天井に届くほどのコチョウランが飾られていたという。5代目は「こいつ(高木組長)はいいやつだ」と継承を示唆していたらしいが「本当に美尾組に譲ったのか」と関係者は首をかしげる。県警も情報収集をしており、地元の混迷は続きそうだ。
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2007年03月08日
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