2015年12月09日

ユニバーサルデザインの実証実験を羽田空港でNTTとパナソニックが開始

ここで実験されているのは、スマートフォンを使った情報取得、位置情報を使ったガイドシステム、騒音下でも聞き取りやすい音声での案内、プロジェクション・マッピングを用いた案内サインなど。
訪日外国人や視覚障がい者、高齢者など、いろんな立場の人が利用しやすい公共スペースを目指す試み。注目していきたいですね。


パナソニックとNTT、観光客が空港を利用しやすくする実験を共同で開始
パナソニックとNTT(日本電信電話)は、ユニバーサルデザインを高度化する実験を羽田空港の国際ターミナルビルで、本日から2016年3月31日までの期間で実施することを発表。同時に、プレス向けの見学会を行なった。

 2020年に開催される東京オリンピック&パラリンピックに向けて、訪日外国人や視覚障がい者、高齢者などを含む空港利用者が、増加していくことが予想される。そんな中、今回は空港を利用するすべての人の空港内での移動をサポートするための実証実験を行なっていく。

 パナソニックは、2つのソリューションを実験する。1つが、LED光源にスマートフォンをかざすだけで、多彩な関連情報が取得できるシステム。

 これは「光ID技術」を活用したもので、LED光源の点滅を制御し、スマートフォンにID情報を送るという。同技術のユーザーメリットとしては、読み取り速度が速く、混雑時でも光の届く位置であれば、スマートフォンをかざすという簡単な動作だけで情報が取得できる点を挙げた。

 羽田空港内では、この光IDに対応した照明看板や照明器具、デジタルサイネージディスプレイなどを設置。スマートフォンをかざすだけで、直感的に情報を送り届ける。

 もう1つの実験が、高指向性ビーコンを利用し、利用者を希望の場所に、正確に導くシステム。これは、GPS電波の届かない空港内でも、利用者の位置情報を正確に把握できる技術。

 この位置情報を把握するために、指向性の高いビーコンを空港内の各所に設置。スマートフォンで専用アプリを使う利用者が、目的地までスムーズに到着させることを目的とする。

 今回、パナソニックと共同で実証実験を行なうNTTも、多彩なソリューションを提案。

 「インテリジェント音サイン」では、騒音下でも聞き取りやすい音声案内の実現を目指す。これは、雑音の大きさに応じて音声の周波数をリアルタイムに調整し、ボリュームを上げずに聞き取りやすさを向上させる技術。

 今後は、視覚障がい者用に空港内の各所に設置されている、案内用のスピーカーに、同技術を組み込んでいく予定だという。これにより、利用者が多く雑音が大きい場所でも、障がい者がはっきりと案内音声を聞き取れるようになることを目指す。

 その他、案内看板などにスマートフォンをかざすだけで、様々な情報を表示する「かざして案内」、プロジェクション・マッピングを用いた案内サイン「プロジェクションサイン」などのデモが行なわれた。
(家電Watchより)
posted by カミガタ at 19:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。