新製品は「GR DIGITAL IV」(2011年9月発表)の後継となる製品で、スナップシューターとしての基本コンセプトは踏襲しながら撮像素子をGR DIGITAL IVの1/1.7型 有効1000万画素CCDから、ローパスレス仕様のAPS-Cサイズ(23.7×15.7ミリ)有効1620万画素CMOSに大型化。そしてレンズには35ミリ換算28ミリ相当(F2.8-16)の「GR LENS 18.3mm/F2.8」を組み合わせた。
画像処理エンジンは新開発された「GR ENGINE V」で最高ISO感度はISO25600までを設定できる。マルチパターンAWBはGR DIGITAL IVに比べエリア分割が細かくなった(約4倍)ことで精度向上を果たし、ダイナミックレンジ補正についても画素単位での補正が可能となったことから階調表現がより豊かになった。
基本的な外観はGR DIGITAL IVを踏襲するが、背面にはAF機能の切り替えレバーとボタンが設けられたほか、撮影モードダイヤルにはペンタックス製一眼レフに搭載されている露出モード「TAv」(「シャッター&絞り優先AEモード」 シャッタースピードと絞り値を任意の値に固定すると、カメラがISO感度で露出調整を行う)が新たに用意されている。本体側面には撮影前に被写界深度を確認できる「絞りプレビューボタン」も搭載されている。
店頭予想価格はボディのみが5万5,000円前後、LUMIX G VARIO PZ 14-42mm F3.5-5.6 POWER O.I.Sが付属する「パワーズームキット」が8万円前後、LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 II ASPH. MEGA O.I.SとLUMIX G VARIO 45-150mm F4-5.6 ASPH. MEGA O.I.Sが「ダブルレンズキット」が8万5,000円前後。